--そんな曲の中で「激しく胸打つ思想に 踊らされ生きてた」というフレーズを繰り返すのが印象的だったんですが、あの言葉にはどんな想いが? 山口一郎:僕たちって知っていることの範囲で生活していると思うんですよね。で、今自分が知ってる世界だけで生まれる思想って物凄く凝り固まっているモノで、自分が知らないモノを知っていく人たちが敵に見えてくることもある。だけど自分もその知らなかったモノを吸収していくことで「あ、そうだったのか」って気付くことができる。だから自分の中で持つ思想というモノの守備範囲、それをもっと広く持った方がいいんじゃないかって僕は思っていて。それを“潮”という海のうねりで表現したんです。 --なるほど。 山口一郎:リスナーすべてが批評家の今の時代。ミクシィとかツイッターとかあるけど、みんな自分からコミュニティに入っていくんですよね。自分のコミュニティを作るんじゃなくて。そこで僕は警鐘を鳴らしたいと言うか、もっと違う発想があるってこと、自分から知らないことを知っていくことの有意義さを伝えたくて。それで「激しく胸打つ思想に 踊らされ生きてた」という言葉を使いました。
November 25, 2010
2:22 am